2017/11/10 Category:ブログ
美しく見える理由〈竹中大工道具館〉
先日、神戸三宮での打ち合わせ後、
「竹中大工道具館」へ立ち寄りました。
敷地に入ると、都会とは思えないような静けさ漂う建物が現れます。
広い館内では、映像や展示品など盛りだくさんで、
美しい日本の建築に触れることができます。
展示されていた襖に使われる引手。
足立美術館のお茶室に飾られていたなと思い出しました!!
控えめで粋なデザインが日本らしく素敵です。
見学後、高橋と川道から感想を求められました。
「外観の軒が良かった♪」
という私の曖昧な答えに対し、
「何であの軒が綺麗に見えると思う?」
と聞かれ、検討がつかず答えられなかったんですが、
“美しい建築が美しく見える理由”について教えてもらいました!!
美しく見える理由の一つとして
実はこの軒、人が写真を撮影したりよく目にする場所には
「横樋(よこどい)」がついていないんです。
横樋とは、雨水を受けて流せるよう軒先につける筒状のもので、
これがないと人が通る時に軒からそのまま雨水が流れて濡れてしまいます。
http://www.bratch.co.jp/yane.html
この横樋を人が通る最小限の場所だけにすることで、
すっきりと美しい軒を見せることができるそうです。
なるほどー!!
美しいものには、美しく見える理由があるんですね。
また一つ勉強になりました( ˆˆ )⸝