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2018/07/10 Category:ブログ

構造について

 

 

賃貸や戸建を探している時、

構造欄に「W造」「S造」「RC造」「SRC造」等の文字を

目にすることがあると思います。

 

構造は住み心地を左右する大切な項目です。

 

「W造」 : Wood 木造

「S造」   : Steel 鉄骨造

「RC造」   : Reinforced Concrete 鉄筋コンクリート造

「SRC造」 : Steel Reinforced Concrete 鉄筋鉄骨コンクリート造

 

「W造」は、日本の住宅の半数を占める構造で、

木材を用いて造られた物件です。

法定耐用年数は22年。

 

メリットは、

・建築費用が安い

・リノベーションの自由が効く

 

デメリットは、

・耐久性が低い

・火災に弱い

・害虫や気象による劣化

 

なぜ日本には木造の家が多いかというと、

“気候”や”風土”が関係しています。

日本には昔から木材が豊富にあったことや

通気性の良い木材建築は、

湿気の多いジメジメした気候を和らげてくれます。

 

 

 

「S造」は、柱や梁などの骨組みに鉄骨を使用した構造のことをいいます。

価格は木造より高く鉄筋コンクリートよりは安価です。

耐用年数は34年

 

メリットは、

・構造の品質が均一で安定している

・耐震性にすぐれる

・大空間が作れる

 

デメリットは、

・結露やカビが生じやすい

・リフォーム時の自由度は低め

・長時間の火災に弱い

 

骨組みに鉄骨を使用しているだけなので、

防音性を求めるならこの構造は向いていません。

 

 

「RC造」は、直訳すると「補強されたコンクリート」。

柱、梁、床、壁が鉄筋コンクリートで構成されていて、

鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで固めたものです。

耐用年数は47年。

 

メリットは、

・大空間をつくれる

・デザインが自由自在

・気密性、防音性、耐火性、耐震性に優れる

 

デメリットは、

・結露やカビが生じやすい

・建物の重量が重いため、しっかりした地盤でなければならない

・リフォームの自由度が低い

・コストがかかる

 

また、防音性は同じ条件の木造と比べると約10倍の音をシャットアウトします。

隣同士の壁が薄く音が響く場合もあるので注意です。

簡単なチェックとしては壁を叩いてみてペチペチという音がすれば

コンクリートが詰まっていて騒音が少ない可能性があります。

反対にコンコンと音がすれば中が空洞もしくは

壁が薄い可能性があります。

 

「SRC造」との違いは、

RC造に鉄骨造が入っています。

鉄骨の周囲に鉄筋を組み、コンクリートを打ち込んでいきます。

大型マンションやビルなどの大規模な物件の場合、

この方法が多く使われています。

 

SRC造のデメリットは建設コストが高くなるため、

賃料が高くなってしまうのがデメリットです。

 

 

 

RC造は地震や火災、大雨など災害対策に優れた建物です。

賃貸マンションを借りる前は、

どんな造りになっているのか考慮してみるといいかもしれませんね。

 

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