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2018/05/17 Category:ブログ

畳数の計算方法

 

 

土地の購入を検討しているお客様に、

「その敷地にはどんな間取りが可能か」

をご提案しながら土地探しを進めています。

 

 

 

 

↑プランの一例

神奈川県の海の近くにある敷地。

 吹き抜けとルーフバルコニーがあり、

開放感抜群のカッコイイ間取りです!!

 

川道が書いた手書き図面の寸法を畳数に計算しました。

 

畳にも色んな寸法があり、地域によって様々で

計算が苦手な私は四苦八苦(簡単な計算です。笑)

 

関西だと、「京間・本間」という畳の寸法で

サイズ:955×1910mm=1.82㎡

関東だと、「江戸間・田舎間」という畳の寸法で

サイズ:880×1760mm=1.54㎡

 

関西より関東の方が1畳のサイズが小さくなっています。

なぜ関東と関西でこんなにもサイズに違いがあるかというと…

 

その理由は建築方法の違い。

 

近畿地方では、畳のサイズをもとに柱を設置し部屋の大きさを決めていく

「畳割(たたみわり)」という設計方法が一般でした。

 

一方、関東では建物を作る際に効率化を図るため、

柱のサイズが規格化され、柱と柱の間に畳を敷く

「柱割(はしらわり)」という方法が採用されるようになりました。

 

 

このことにより、「江戸間」は柱の太さの分だけ

サイズが小さくなったそうです。

(諸説あり)

 

 

他にもまだパターンがあります。

愛知県や岐阜県、北陸地方や東北地方の一部で使われているのは

「中京間」という寸法。サイズ:910×1820mm=1.65㎡

そして、公団住宅やアパートで使われる

「団地間」(850×1700mm=1.44㎡)という畳のサイズもあるようです。

 

 

 

不動産会社の広告の表示は、

基本的に「1畳=1.62㎡」と決められているので

各地域の平均のサイズで表されています。

 

リンクアップでは、「平米÷1.62」という計算式で

小数点2以下は切り捨てにして表示しています。

 

 

ちなみに「畳」という単位。

「帖」で表される時もあります。

 

元は和室だったので、「畳」を使っていましたが、

洋室やフローリングに「畳」は違和感がありますよね。

 

なので洋室が増えてきた現在では「帖」が

使われることが増えているそうです。

 

「畳」=「帖」

漢字は違っても同じ単位で特に決まりはなく

どちらで表しても間違いはありません。

 

 

 

以上、豆知識でした♪笑

 

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