畳数の計算方法
土地の購入を検討しているお客様に、
「その敷地にはどんな間取りが可能か」
をご提案しながら土地探しを進めています。
↑プランの一例
神奈川県の海の近くにある敷地。
吹き抜けとルーフバルコニーがあり、
開放感抜群のカッコイイ間取りです!!
川道が書いた手書き図面の寸法を畳数に計算しました。
畳にも色んな寸法があり、地域によって様々で
計算が苦手な私は四苦八苦(簡単な計算です。笑)
関西だと、「京間・本間」という畳の寸法で
サイズ:955×1910mm=1.82㎡
関東だと、「江戸間・田舎間」という畳の寸法で
サイズ:880×1760mm=1.54㎡
関西より関東の方が1畳のサイズが小さくなっています。
なぜ関東と関西でこんなにもサイズに違いがあるかというと…
その理由は建築方法の違い。
近畿地方では、畳のサイズをもとに柱を設置し部屋の大きさを決めていく
「畳割(たたみわり)」という設計方法が一般でした。
一方、関東では建物を作る際に効率化を図るため、
柱のサイズが規格化され、柱と柱の間に畳を敷く
「柱割(はしらわり)」という方法が採用されるようになりました。
このことにより、「江戸間」は柱の太さの分だけ
サイズが小さくなったそうです。
(諸説あり)
他にもまだパターンがあります。
愛知県や岐阜県、北陸地方や東北地方の一部で使われているのは
「中京間」という寸法。サイズ:910×1820mm=1.65㎡
そして、公団住宅やアパートで使われる
「団地間」(850×1700mm=1.44㎡)という畳のサイズもあるようです。
不動産会社の広告の表示は、
基本的に「1畳=1.62㎡」と決められているので
各地域の平均のサイズで表されています。
リンクアップでは、「平米÷1.62」という計算式で
小数点2以下は切り捨てにして表示しています。
ちなみに「畳」という単位。
「帖」で表される時もあります。
元は和室だったので、「畳」を使っていましたが、
洋室やフローリングに「畳」は違和感がありますよね。
なので洋室が増えてきた現在では「帖」が
使われることが増えているそうです。
「畳」=「帖」
漢字は違っても同じ単位で特に決まりはなく
どちらで表しても間違いはありません。
以上、豆知識でした♪笑